「なんとなく怖い」のはなぜ?離婚・お金・生活の変化で感じるグリーフ

「なんとなく怖い」のはなぜ?離婚・お金・生活の変化で感じるグリーフ 海辺で悩む女性

離婚後、ふとしたときに
「なんとなく怖い」と感じることはありませんか。

はっきりした理由があるわけではないのに、

これからの生活のこと、
お金のこと、

子どものこと、
将来のことを考えると、

胸の奥がざわつくような、
落ち着かない感覚・・・。

今まで感じたことがない「怖さ」

私自身も、離婚に伴うさまざまな手続きを進める中で、
同じような「怖さ」を感じることがありました。

書類を提出するたびに、
ひとつずつ区切りがついていく一方で、

「これから本当に一人でやっていけるのだろうか」
という思いとともに「怖い」という文字が、

ふと浮かんでくるのです。

グリーフの原因は死別だけではない

一般的に、グリーフ(悲嘆)というと、
大切な人を亡くしたときの「悲しみ」をイメージされる方が多いかもしれません。

けれど最近のグリーフケアでは、

離婚や金銭的な変化、
生活環境の変化なども

その人にとって大切だったモノやコト

「大きな喪失体験」として捉えられています。

これまで当たり前にあったものがなくなること。

パートナーとの関係、
生活の安定、
未来の見通し。

それらが変わることは、
目に見えなくても、心に大きな影響を与えます。

そして、そのときに現れる感情は、
「悲しみ」だけではありません。

不安、恐れ、戸惑い、
そして、今回のような「なんとなく怖い」という感覚も、

とても自然なグリーフの反応です。

その「怖さ」を改めて考えると・・・

では、この「怖さ」はどこからくるのでしょうか。

ひとつは、
未来が見えなくなることによる不安です。

これまで描いていた人生の流れが変わり、
先の見通しが立ちにくくなると、

人は強いストレスを感じます。

また、

「これまでの自分」が変わることによる心の揺らぎもあります。

結婚していた自分、
家庭があった自分、

不在となる父親を私が担うのか

そういった役割などを考えていく中で

「これからの自分はどう生きていくのか」という
問いが生まれます。

さらに、

お金や生活面での変化によって、
コントロールできない感覚が強くなることも、

怖さにつながっていきます。

こうした複数の変化が重なることで、

言葉にはしづらいけれど、
確かに存在する「怖さ」として感じられるのです。

でも、

ここで大切にしたいのは、

この感情を「なくそう」としなくていい、ということです。

今の感情を受け止めてください。

「今、私は怖いんだ・・・」

そんな感情の時に

「怖いと思ってはいけない」
「前向きにならなければ」

など頑張って自分を整えようとすると、

かえって心は疲れてしまいます。

壊れます。

今のグリーフケアでは、

悲しみや不安は「乗り越えるもの」ではなく、
その人の中で「形を変えながら続いていくもの」と考えられています。

つまり、

この「怖さ」もまた、

あなたが今、大きな変化の中にいるからこそ生まれている、
大切な心の反応なのです。

大切にしてください。

「怖さ」に気づいた自分を褒めてください。

笑っていた自分を振り返る

前にもブログで書きましたが

私自身、

あまりにもいろいろなことが重なったとき、
なぜか笑ってしまっていた時期がありました。

「どうなるか楽しみ」と思おうとしていたのか、
心が壊れないようにしていたのか。

今振り返ると、

ポジティブ思考が常にある私だからゆえの
それもまた自分を守るための自然と身についてやり方だったのだと思います。

だからこそ、

怖さも、不安も、
無理に消そうとしなくていい。

そのまま感じていいものです。

そして、

もしその気持ちを言葉にできるときがきたら、

誰かに話してみることも、
ひとつの大切なケアになります。

「あまやどり」は、

そんな気持ちを、
そのまま持ってきていい場所です。

まとまっていなくても大丈夫。
うまく話せなくても大丈夫。

ただ、

今のあなたの気持ちを、
そのまま置いていける場所。

もし今、

「なんとなく怖い」と感じているなら、

それは、あなたが弱いからではなく、

変化の中を、ちゃんと生きている証です。

自分と向き合えている証拠です。

私はそんな気持ちも、
あっていいものと考えます。

最後に

グリーフケアセッション「あまやどり」では、
あなたの気持ちを整理するお手伝いする時間を準備中です。

ひとりで抱え続けなくても大丈夫です。
そのままのあなたで、お待ちしています。